第29回日本脳神経血管内治療学会 関東支部学術集会
会長 早川 幹人
筑波大学附属病院 脳卒中科
筑波大学医学医療系 神経内科
このたび、第29回日本脳神経血管内治療学会 関東支部学術集会を、2026年1月31日にお茶の水ソラシティ カンファレンスセンターにて開催させていただく運びとなりました。今回、このような機会を頂戴したことを、大変光栄に存じております。日頃よりご指導・ご支援を賜っておりますJSNET関東支部会員の皆様に、心より御礼申し上げます。
今回のテーマは「原点~症例に学ぶ」といたしました。
脳血管内治療の領域は発展が目覚ましく、新規デバイスが続々登場し、エビデンスが日々構築されています。しかし、その「原点」は、常に一例一例の「症例」であり、そこから得られる「学び」です。本学術集会では、あえてシンポジウムを設けず、症例発表を中心に据えました。日常診療で得られた知識や経験、疑問を共有し合うことで、明日からの診療に生かせる討論が生まれることを期待しております。
また、より多くの若手の先生方にご参加いただくべく、研修医・若手医師セッションを設けました。「学会発表」の準備~実際の発表を通して、脳血管内治療の魅力を実感し、将来の進路を考える契機となればと願っています。未来を担う仲間を増やすために、ぜひご施設からも積極的にご推薦いただければと存じます。
さらに第3会場では、一日を通して基礎から応用、そして最前線までを幅広くカバーする「教育講演リレー」を企画いたしました。世代を超えた知識と技術の継承、そして新たな着想を促す機会となり、関東地方の脳血管内治療全体の発展に寄与できれば、大変幸いに存じます。
本学術集会が、若手からベテランまで幅広い世代の先生方にとって実りある学びと交流の場となりますよう、鋭意準備を進めております。多くの皆様にご参加いただけますことを心より願っております。当日、会場にて皆様とお目にかかれるのを楽しみにしております。
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